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ワークフロー・オートメーション・ソフトウエアは組織におけるある目的を
遂行するために行われる業務手続き(ビジネス・プロセス)をコンピュータ
上に定義し、実行・制御するメカニズムを提供します
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日常業務において簡単なワークフローの例を見てみます。
たとえば、あなたが、大切な顧客のために製品のプレゼンテーションを依頼されました。
あなたは、次のことを行わなければなりません。
1.出張申請 | 出張申請書は部長と本部長の承認を経て、経理部に送られ
出張費の仮払いの手続きがおこなわれる。 |
2.備品の手配 | デモンストレーションのための機器の手配のため、機器手配依頼書
を総務に提出。総務は在庫を調べ、搬送の手配をする。 |
3.出張報告 | 出張報告書は上司のチェック後、内容に誤りがなければ、
担当取締役と出張先の部署の所属長に配布します。 |
4.交通費精算 | 交通費精算書は、上司のチェック後、経理部に送られます。 |
このように一つの業務目的(ここでは、顧客にデモを行う)を果たすために、
情報(書類)を媒介にして、あらかじめ決められた方法に乗っ取って、他人や他部署
とのさまざまな連絡・報告・依頼をおこなうことになります。
この業務の手続きの流れのひとつひとつをワークフローと呼ぶのです。
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- 書類、伝票を電子化するので、紛失や記入もれ、伝達の遅れ、行き違いといった
ケアレス・ミスを防止し、より正確に迅速に情報の処理が行われます。
- ワークフロー・システムはオフィスのペーパレス化に役立ちます。
- 各人はルーティン・ワーク(単純作業)にかかる時間を短する分、より生産的、
創造的な業務に時間をあてることができます。
- ワークフローの自動化は現状の冗長な手続きを見直し、必要のない無駄な手続きの
廃止、統合を行い、責任の所在を明確にすることから始まります。この”業務の見
直し”こそが、真の業務の効率化をもたらします。これは、ワークフローの自動化
による副産物といえるでしょう。
- 業務の管理者にとっては、ワークフロー・システムの監視機能を利用してプロセス
全体を把握し、随時業務の進捗状況、仕事の滞留状況や作業負担の度合いを
チェックすることにより、適切なマネジメントを行うことができます。
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- AS400上で稼動するソフトウェアのため、AS400上の基幹業務のDBとの
連携を簡単にリアルタイムに行うことが出来ます。
このことは、従来のワークフロー・ソフトウェアの泣き所でした。
- ワークフローで記録されたデータは、AS400のネイティブなプログラムで
直接処理可能なので、後続の基幹業務処理に簡単に連結することが出来ます。
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