ドキュメントファイル・サポート
ドキュメント・サポートは、i-serverアーキテクチャーの中核をなす機能です。
ドキュメントファイル・サポートとは

■ドキュメントファイルサポートは、、
  AS400上で、画像やPCファイルを保管/閲覧するための機能群です。
  大きく次の2つの方法に分かれます。

  1)IFS(Integrated File System)を使用する
  2)バイナリーファイルを使用する

■IFSサポート
  IFSはOS400でサポートされる機能ですが、
  ファイルの読み込み/書き出しなどは、通常のプログラミング言語(RPGやCOBOLなど)では、
  サポートされていないので、事実上、IFSを使用して適用業務を構築することは、
  難しいのが実情でした。
  RPG5では、新たにIFSファイルへのアクセス手段を提供しました。
  これにより、RPGユーザーがPCファイルを適用業務の一部に取り入れることが
  出来るようになります。

■バイナリーファイル・サポート
  RPG5は、新しいファイルタイプ【バイナリーファイル】を提供します。

  IFSは、AS400伝統的なファイル管理であるライブラリー/ファイル方式ではなく、
  PC系の階層構造型フォルダー管理のファイルシステムです。
  ですから、AS400のファイル管理に慣れ親しんだユーザーには、障壁があるかもしれません。

  そういうユーザーのために、バイナリーファイル・サポートをご提供します。

バイナリーファイル・サポートとは

■バイナリーファイルサポートは、、
  ・画像(BMP,JPG,GIFなど)
  ・PDFやTIFFのなどのドキュメント
  ・ExcelやWordなどのPCデータ
 を、AS400ネイティブ域に保管し、閲覧可能にする機能です。


【バイナリーファイル・サポートのイメージ図】


■PCドキュメントは、バイナリーファイル(物理ファイル)として、ライブラリーの中に、
  オブジェクトタイプ=*FILEで保管されます。
  このため、バイナリーファイルは、CPYF/DLTFといったネイティブ・コマンドで処理が可能です。

■従来、AS400でPCドキュメントを保管するには、IFS(Integrated File System)を使用しましたが
  バイナリーファイルは、IFSではなく、ネイティブ域に存在するため、従来のファイルシステムの知識が
  多くの場合、そのまま使えます。

■バイナリーファイルは、通常の物理ファイルと同様に、ファイルテキストを持つことも可能ですし、
  ファイルメンバーを持つことも出来ます。


バイナリーファイルサポートの詳しい説明は、こちら