PC連携の機能
Web適用業務を構築する場合、PCデータとの連携が必要になることが多くなります。たとえば
 ・Excel形式でデータをダウンロードしたい
 ・PC側のデータをAS400にアップロードしたい
RPGXUでは、こういった要求に答える場合に有効な機能を、コマンドあるいはプログラムの形で
提供しています。
PC連携の機能群
Excel形式でのダウンロード(DLXLSF2コマンド)
AS400のデータベースをExcel形式でブラウザーにダウンロードします。
DLXLSF2
 FILE(xxxx)
 DSPFLD(HINBAN HINMEI TANKA ZAIKO)
この機能はコマンドの形で提供され、プログラムに組み込んで使用します。

ダウンロードする際に、
 ・Excelにダウンロードするフィールドの選択
が可能です。

また、CPYQRYFコマンドと合わせて使用すると、
 ・選択条件によるデータの抽出
 ・分類フィールド指定によるデータの並べ替え
も可能になります。

【例】
・CPYQRYF FILE(IWRPGX2/HACHU) TOFILE(QTEMP/WORK) QRYSLT('TANKA' *GT 100') KEYFLD(HINBAN)
・DLXLSF2 FILE(QTEMP/WORK) DSPFLD(HINBAN HINMEI TANKA ZAIKO)

CSV形式でのダウンロード(IWDLCSVFプログラム)
AS400のデータベースをCSV形式でブラウザーにダウンロードします。
http://・・・/IWDLCSVF.PGM
この機能はプログラムの形で提供され、ブラウザーから呼び出して使用します。

ダウンロードする際に、
 ・選択条件によるデータの抽出
 ・分類フィールド指定によるデータの並べ替え
 ・ダウンロードするレコード件数
が可能です。

IWDLCSVFは、
 ・URLによる直接機能呼び出し
URLの後ろにパラメーターとして、抽出条件や分類順序を与え
直接CSVをダウンロード
が可能です。

URLでの直接呼出しは、HTML内で使用しファイルダウンロードの部品として使うと有効です。

ファイルの選択・分類コピー(CPYQRYFコマンド)
AS400のデータベースをレコード選択/分類を行って、コピーします。
CPYQRYF
 FILE(xxxx)
 TOFILE(XXXX)
 QRYSLT('TANKA' *GT 100')
 KEYFLD(HINBAN)
この機能はコマンドの形で提供され、プログラムに組み込んで使用します。

OS400のCPYFコマンドは、レコードの選択は出来ますが、分類が出来ません。
CPYQRYFコマンドは、その両方を同時に行います。

AS400DBへのテキスト形式データのアップロード(ULTOPFCプログラム)
PCローカルディスク上のテキスト形式のデータを、AS400DBへプラウザー経由でアップロードします。
この機能は、ブラウザーからの呼び出しの形で提供されます。
 ULTOPFC
 プログラム

アップロードするにあたって、クライアント側にはブラウザーだけがあればOKです。
AS400へは、FTPプロトコルではなく、HTTPプロトコルで接続しますので、セキュリティ上も安全です。

CSVファイルからのDBの作成(CRTFRMCSVコマンド)
AS400ディスク上のCSV形式のデータから、AS400DBを自動作成します。
この機能は、コマンドの形で提供されますので、プログラムに組み込んで使用することが出来ます。

コマンド実行の中で、CSVデータの内容をチェックし、データの長さ/属性などを決定し、AS400ネイティブな
データベースを作成します。

CSVファイルの作成(CRTCSVFコマンド)
AS400DBをCSV形式にして、IFS(統合ファイルシステム)上に作成します。
この機能は、コマンドの形で提供されますので、プログラムに組み込んで使用することが出来ます。

AS400コマンドの『CPYTOIMPF』よりも、高機能なCSV作成コマンドです。